「マチコ先生の美のある暮らし 腸も喜ぶ温活生活」 管理栄養士マチコ先生コラムvol.8
![コラムアイキャッチ](/media/6HUzWmvpkb1PgpW0ZFGQ80kZrHvlhzUzZ45iVQUv.jpeg)
コロナ渦になる前は、
イベントのアドバイザーなどをすることが多々ありました。
この時季になると温活をテーマにしたイベントが多く、
セミナーやレシピ提供、飲食店の料理監修などを担当。
今となっては“イベント”という言葉さえ懐かしさを感じます。
一年の中で最も寒い2月は温活シーズン。
私はもともと冷え性なので、秋冬は湯たんぽが無いと眠れないほどでした。
ところが昨年、引越しをしてから
湯たんぽが無くても体がポカポカになり眠れる、眠れる・・・。
これはお風呂が広くなったからでしょう。
以前のマンションはお風呂が小さく、
落ち着いて漬かることができませんでした。
今はゆっくりと温まることができ快適です。
温活の鉄則1つ目は、「湯船に漬かるべし!」。
きちんと湯船に漬かることで、
深部体温(体の内部の体温)は上がります。
以前も伝えましたが、人間は体温が1度上がるだけで、
免疫力は5〜6倍もアップすると言われています。
シャワーは逆に体を冷やしてしまいますからご用心。
余談ですが、私にとってお風呂は発想の場。
湯船に漬かっていると血流が良くなるせいか脳が活性化し、
アイデアがフツフツと沸き上がってくるからです。
体が冷えると腸も血行が悪くなり冷えてしまいます。
数年前、“腸温活”という言葉が流行したほど。
腸が冷えると腸内細菌の善玉菌の活動は低下し、腸内環境は悪化。
すると便秘や肌荒れ、
老化の進行などさまざまな不調の原因につながります。
また体の免疫細胞の約60〜70%が腸に存在しているため、免疫力もダウン。
「冷えは万病の元」というのは本当ですね。
温活の鉄則2つ目は、
「体を温める食品を積極的に取るべし!」。
温活食品の代表選手と言えばご存知、ショウガやトウガラシ、
たんぱく質、赤身魚や赤身肉などに多い鉄、ニンニクやネギ類、
温かい汁物や鍋物、あんかけ料理など…。
商業施設の温活イベントでアドバイザーを担当した時、
毎日のようにこれらを使った料理を食べていました。
すると肌は潤い、腸内環境も絶好調。
平熱も上がったくらいです。
スタッフ皆、同じことを言っていたのが印象的で、
食の力をあらためて身にしみました。
逆に体を冷やす食べ物は冷たい食べ物や飲み物はもちろんのこと、
甘い物やや脂っこいものです。
血液中に糖質や中性脂肪が増えるので血行が悪くなり、冷えやすくなるからです。
最近は丁寧な暮らしが流行っていますよね。
センスのある人は毎朝起きたら、白湯を飲んでいることが実に多いです。
朝起き抜きに白湯を飲むと血流が良くなったり、
胃腸をゆっくり目覚めさせるので健康的なルーティーンと言えます。
かくいう私は白湯を作って飲んでいる時間があれば朝食を作りたいのが本音。
白湯は何度かチャレンジしましたが、ストレスになったのでやめました。
ストレスは自律神経が乱れ、血管を縮めて血行を悪くし冷えの原因になるからです。
私は朝起きたらまず歯を磨き、前日に煎じておいたお茶を飲むようにしています。
温活の鉄則3つ目は、「筋肉で熱を生むべし!」。
筋肉は体熱を産生するので、運動で筋肉を増やしておくことが大事。
男性よりも女性に冷え性が多いのは、男性に比べ筋肉量が少ないからと考えられています。
自分にあった体を温める行動や食事、運動を生活の中に取り入れるといいでしょう。
温活は健康や美容のためにも寒い季節だけにするのではなく、一年中行うことが望ましいですね。
![入稿者写真](/media/35qY7wi63aMzpBDAEoF300KWUMGtvD8gBOVuTXVw.jpeg)
【 プロフィール】
- お食事のカウンセリングサロン「colan」代表
- 管理栄養士・料理家・コラムニスト
【 経歴 】
- 北海道北見市出身
- 天使女子短期大学(現 天使大学) 食物栄養学科 卒業
- 食事指導の企業で食事相談業務を行う
- 雑誌の編集者として取材、文筆業を行う
- 大手料理教室の料理講師として和洋中全般、美容に関する料理を教える
- 高齢者施設では栄養科長/管理栄養士として多くの実績を積む
- 現在はフリーランスの管理栄養士として活動中
- 2020年よりオンライン食事カウセリングを開始
- 2021年よりスマートチェーンでのオンライン食事指導を開始
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