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パワフルな夏の過ごし方 〜 暑さに負けないコツ 〜 管理栄養士マチコ先生コラムvol.4

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暑い日が続いていますが

皆さんは元気に過ごされていますか? 


私が住む札幌も年々、夏の暑さが上昇中。

故郷の北海道北見市にいたっては

気温の高さが全国で一位になることもあるほど。

北海道の夏も侮れませんね。


このコロナ渦、熱中症になる人が増えています。

暑さはもちろん、マスク生活も原因のひとつ。


私たちの皮膚や呼気からは、無自覚に絶えず水分が蒸発され

これを“不感蒸泄”と言います。


皮膚からは1日約600ml、呼気からは約300mlも発散されています。

汗は自覚があるので、不感蒸泄ではありません。

 

水だけの水分補給で逆に脱水!?

 

口元がマスクに覆われていると

この呼気に含まれている水分がマスクの中にこもるため

喉が渇く感覚が鈍ります。


人は体内の水分量が1%程度失われると喉の渇きを感じ始めます。

ここで水分を補給しないでいると

どんどん脱水症状が現れてくることに…。


汗で体内の水分量は減っているのに

喉が渇かないからと言って放っておくと脱水は悪化し

さらに熱中症の原因にもなります。


ただし今の時季

水だけを補給すると逆に脱水になることが多いです。


大量に汗をかいた時は

同時に塩分(ナトリウム)などの電解質も排泄されます。


水だけを摂取することで

体内の電解質のバランスが崩れ“塩分欠乏型脱水”を招きます。


水分と同時に塩分などの電解質を補給することが大切なのはこのため。

水分を取れるからとアルコール飲料をゴクゴクと飲む人がいますが

アルコールには利尿作用があるので水分補給とは言えません。

それどころか夏バテを招くことに…。

 

糖質の摂り過ぎが夏バテの原因に…。

 

なぜなら夏バテの原因のひとつに

「ビタミンB1」不足があるからです。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える時に必要な栄養素。


夏はキンキンに冷えたビールや清涼飲料水

冷たい麺やアイスクリーム類などの摂取量が増えますよね。


これらは糖質が多いので

糖質の代謝に利用されるビタミンB1が

どんどん消耗され不足していきます。


すると疲労感、倦怠感、頭痛など夏バテの症状が現れやすくなるのです。


ビタミンB1が多い食品には

豚肉、ウナギの蒲焼き、レバー、タラコ、サケ、大豆製品など。


ビタミンB1はニンニクやニラ、玉ネギ、長ネギなどに含まれる

香り成分「アリシン」と一緒に摂取することで吸収率がアップし

効率良く働いてくれます。


手軽に取れる豚肉はオススメ。


ニンニクと一緒にソテーしたり

生姜焼きに玉ネギを加えたり

細切りにしてニラと炒めたりなど活用もしやすいです。


水分や塩分を上手に補給しながら

食べ物でパワーをつけて

残り少ない夏を思いっきりエンジョイしましょう!


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入稿者写真
記事を書いた人
上坂マチコ

【 プロフィール】

  • お食事のカウンセリングサロン「colan」代表
  • 管理栄養士・料理家・コラムニスト

【 経歴 】

  • 北海道北見市出身
  • 天使女子短期大学(現 天使大学) 食物栄養学科 卒業
  • 食事指導の企業で食事相談業務を行う
  • 雑誌の編集者として取材、文筆業を行う
  • 大手料理教室の料理講師として和洋中全般、美容に関する料理を教える
  • 高齢者施設では栄養科長/管理栄養士として多くの実績を積む
  • 現在はフリーランスの管理栄養士として活動中
  • 2020年よりオンライン食事カウセリングを開始
  • 2021年よりスマートチェーンでのオンライン食事指導を開始
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