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ストレス太りにご用心!管理栄養士マチコ先生コラムvol.2

コラムアイキャッチ

新しい生活など慣れない環境や

新型コロナウイルス感染拡大により

変化する日々にストレスがたまっていませんか? 


この時季は

五月病の流れからストレスにより

体調不良を訴える人が増えてきます。


嫌なことがあった時

イライラした時など食べるとスッキリするからと

“やけ食い”に走る人がいますよね。


これはストレス時に放出されるホルモン

「コルチゾール」「ノルアドレナリン」

摂食を促す作用があることが原因の一つ。


またコルチゾールはストレスによる刺激を体の敵と見なし

“生きるための戦い”に備えて脂肪をため込みます。


実際は体を使って戦うわけではないので

脂肪が蓄積されやすい状態に…。


そこへストレス解消と言って

たくさん食べると肥満の原因になってしまうのです。


ストレスや仕事などで脳が疲れた時

甘い物を食べると元気がでるという人も多いのでは? 


これは“まやかしのストレス解消法”


脳にとってエネルギー源の中心は

確かに糖質のブドウ糖です。


脳にとって一番望ましいのは

ちょうど良い血糖値の維持。


こうすることで

脳に一定量のブドウ糖が供給され

精神状態が安定します。


なぜ甘い物を食べると

ストレスや脳の疲れが

解消したかのように感じるのでしょうか?


それは精神を安定させる神経伝達物質の

「セロトニン」が関与します。


甘い物を食べると血糖値が急上昇し、

これを下げるために分泌されるのがインスリン。


インスリンによって

セロトニンの比率が高くなると言われています。


実際にセロトニンが増えたわけではないので

甘い物を食べるとイライラや疲れが

減ったかのように感じるのは

一時的なことで錯覚とも言えるでしょう。


逆に甘い物など糖質の摂り過ぎは

血糖値の調節がうまくいかなくなり

イライラや不安感などが現れやすく

ストレスに弱い体をつくってしまいます。


セロトニンの材料は「トリプトファン」


トリプトファンは体内で合成することができないので

食事から摂取する必要があるアミノ酸。

動物性たんぱく質やナッツ類などに多く含まれています。


ストレスに対抗するホルモンの

合成を促すビタミンCも必須。


ピーマンや赤パプリカ

トマト、ゴーヤーなどに多く含まれています。


乳製品や小魚に多いカルシウムや

大豆製品などに含まれるマグネシウムは

神経の興奮を抑える働きがあります。


食事のバランスがとれている人は

ストレスにも強い人と言えますね。


運動も大事です。


特にウォーキングやジョギング、スクワット、ダンスなど

一定のリズムを刻みながら体を動かすリズム運動は

セロトニン神経が活性化するのでオススメ。


食事と運動はダイエットの2本柱ですが

ストレス解消にも大いに役立つことが分かりますよね。


そして自分なりのストレス解消法を見つけて

“ストレス太り”とサヨナラしませんか。


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入稿者写真
記事を書いた人
上坂マチコ

【 プロフィール】

  • お食事のカウンセリングサロン「colan」代表
  • 管理栄養士・料理家・コラムニスト

【 経歴 】

  • 北海道北見市出身
  • 天使女子短期大学(現 天使大学) 食物栄養学科 卒業
  • 食事指導の企業で食事相談業務を行う
  • 雑誌の編集者として取材、文筆業を行う
  • 大手料理教室の料理講師として和洋中全般、美容に関する料理を教える
  • 高齢者施設では栄養科長/管理栄養士として多くの実績を積む
  • 現在はフリーランスの管理栄養士として活動中
  • 2020年よりオンライン食事カウセリングを開始
  • 2021年よりスマートチェーンでのオンライン食事指導を開始
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