生活習慣病について知る【糖尿病編】 | スマホフィット

糖尿病

必ず一度は聞いたことがあるであろう代表的な生活習慣病かと思います。

糖をたくさん摂取し過ぎて身体の中で処理しきれなくなってしまう。結果、血中に糖が多くなってしまう血糖値の上昇が起こる疾患です。

では上昇した血糖値はどうしたら下がるのか？安心して下さい、人間にはしっかりと糖を分解する機能が備わっています。すい臓から分泌される“インスリン”という物質です。基本的にはこのインスリンで血糖値を正常値に保たれています。

ですが、内臓も筋肉です。たくさん走ったら脚が疲れるのと同じで、たくさん糖を摂取してすい臓を働かせて続けたらすい臓だって疲れてしまいます。結果インスリンの分泌は弱くなってしまい、血糖値が上がってしまうのです。

通常の食事をしてるだけなのに糖尿病になってしまう人がいますが、もしかしたらすい臓の働きが悪くて上手くインスリンが分泌されていないにかもしれませんね。これはもちろん老化による内臓機能の低下も含めてです。高齢の方で“若い時はこれくらい食べれた”と言ってたくさん食べてしまうと、衰え始めた内臓には過負荷になっている可能性もあるのでご注意下さい。

・たくさん糖を食べる人(ご飯、パン、麺類)

・すい臓の働きが弱い人(先天的なもの、老化による内臓機能低下を含め)

このような方は過度な糖の摂取に注意しましょう。

最近は若い人も糖尿病になる事もありますが、糖中心の食生活への変化やデスクワーク、在宅ワークの増加で身体を動かさなくなった事も原因の一つと言われています。

【そもそも糖尿病になるとなぜダメなのか？】

血糖値が上昇し、血液中に糖が増えると、水飴のようにドロドロとした血液になり血管を塞いでしまいます。

また、余った糖はコラーゲンと結び付いて血管の壁を硬くします。その結果、血管の弾力性が失われて血管が傷ついてしまうのです。

血管を塞いだり、血管が傷つくことで神経症状・腎臓症状・心疾患・四肢の壊疽など重篤な病気を引き起こす引き金になります。

【糖尿病の予防・改善】

①食事管理

②適度な運動

③喫煙・飲酒の制限

です。

なんだ、当たり前のことじゃないか？と思う方も多いと思いますが、この単純なことが出来ていない方が圧倒的に多いため日本では糖尿病患者が非常に多いです。

①食事管理→元々お米の文化である日本なので避けられないと言えば避けられない事なのかもしれませんが、それを抜きにしてもパンや麺など、糖中心の生活をしてる人は多いのではないでしょうか？

食事管理といっても全く糖を遮断するというわけではなく、少しだけタイミングをズラしたり、少しだけ減らせば良いだけです。全く糖を摂取しないというのは逆に健康を害しますし、急な食事制限はストレスが溜まります。夜のご飯を茶碗半分にする、一食だけ白米を玄米に替える、この辺から始めてみると良いかもしれませんね。

②適度な運動→血糖値を抑えたい場合は腕立て伏せ！腹筋！スクワット！などの筋力トレーニングではなく、ウォーキング、ジョギング、自転車などの有酸素運動がお勧めです。有酸素運動のような軽い運動であれば食後に行う事も出来ますよね。「食後はお腹がキツくて歩けません」という人はそもそも食べ過ぎなのでそこから改善しましょう。腹8分目〜７分目程度に抑えて、食後はまったりウォーキング出来るくらいがちょうど良いです。

③喫煙・飲酒の制限→喫煙は説明の必要は無いですね、ストレスの発散や他者とのコミュニケーションツールとしての役割を果たしている事は認めますが、身体にとって良い事は一つもありません。もちろん喫煙により内臓機能の低下、それがインスリンの分泌を妨げてしまいます。

飲酒は適度ならば身体に害は無いとされていますが、ビールや果実酒にはかなりの糖質が含まれています。なので飲むとしたらワインがお勧めです。

簡単にではありますが、「糖尿病になったらなぜダメなのか？糖尿病と言われたけど今全然元気だから気にしない」と軽く考えてはいけません。糖尿病自体も悪さをしますが、糖尿病になる事で合併症が非常に厄介です。そうなる前に少しずつ自身の生活を見直してみましょう。

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